2015-12-11 第189回国会 参議院 文教科学委員会 閉会後第1号
南京大虐殺というのは、旧日本軍が中国侵略の中で引き起こした無法な殺害、暴行の代表的な事件です。それだけに、ユネスコへの対応は過去の歴史への日本政府の態度を抜きには考えられません。 そこで、まず、南京虐殺事件そのものについての政府の認識というのを確認していきたいと思うんです。そもそも南京虐殺はあったかなかったかということについて、日本政府はどういう立場を示していますか。
南京大虐殺というのは、旧日本軍が中国侵略の中で引き起こした無法な殺害、暴行の代表的な事件です。それだけに、ユネスコへの対応は過去の歴史への日本政府の態度を抜きには考えられません。 そこで、まず、南京虐殺事件そのものについての政府の認識というのを確認していきたいと思うんです。そもそも南京虐殺はあったかなかったかということについて、日本政府はどういう立場を示していますか。
それで、中国侵略を行い、七三一部隊のように、毒ガス、細菌兵器を開発して中国人、朝鮮人を初めとするアジア各国の方たちに生体実験を繰り返したりとか、毒ガスなどを使用した日本が国の責任で処理していくというのは、これは当然のことだと思うんです。
そのほかにも、有名な、我が国には、十六世紀に豊臣秀吉の朝鮮出兵時に日本に持ち帰った文化財、また、日本が朝鮮併合や中国侵略によって朝鮮半島や中国大陸などから発掘や略奪によって日本に持ち帰ってそのまま所有している、所蔵している文化財というのは相当数に上るわけでございます。 これらの実態について調査はされているんでしょうか。
一九七二年、日中国交正常化に際して周恩来首相は、日本の中国侵略は一部の軍国主義者によるもので、一般の日本人も戦争の被害者だったと説明し、この考えを前提に日中の国交正常化が実現をいたしました。 総理、総理もこの見解に立たれますね。
私は、本会議質問で、靖国神社が立っている歴史観、日清、日露の戦争から中国侵略戦争、太平洋戦争までの日本が過去に行った戦争すべて、アジアの解放、自存自衛の正しい戦争だったとするいわゆる靖国史観について、首相がこれを是とするのか非とするのかについてただしました。しかし、首相からは、その是非についての御答弁がありませんでした。この場ではっきりとお答えください。 〔委員長退席、杉浦委員長代理着席〕
歴史の事実に照らしてみますと、日清、日露の戦争、中国侵略戦争、太平洋戦争のすべてが、自国の領土の拡張と他国の支配を目指すことを国策とした戦争だったことは否定しようのない事実だと思います。 ここに、日本の外務省が一九五五年に編さんした外交文書集「日本外交年表並主要文書」という文献があります。これを、私、ずっと読みましたが、これを見ましても、そのことを裏づける日本政府自身の無数の決定があります。
靖国神社は、その境内にある軍事博物館、遊就館の展示が示すように、日清、日露戦争から中国侵略戦争、太平洋戦争に至る過去の戦争のすべてを、アジア解放、自存自衛の正しい戦争だとする歴史観、戦争観に立っています。首相は、この神社の戦争観を是とするのか非とするのか。私は、仮に首相が靖国史観を是とするならば、戦後世界秩序の土台を否定するものとして、首相の職責を担う資格がなくなると考えます。
○松原委員 彼がこの書物の中で、中国人のインタビュアーに対して答える形で、幾つかあるんですが、私がここで申し上げたいのは、この本の八十八ページですが、「中国人は、日本の全ての教科書が、日本の中国侵略を認めていないと思っているのかもしれない。これは北京の日本人学校で使っている、東京書籍出版の歴史教科書である。
当時の新聞を見ますと、これは読売新聞の八二年の十一月二日、いや、その前に十月の十六日、この十六日の読売新聞の朝刊によりますと、文部科学省は検定方針を大転換した、そして、中国侵略あるいは三・一独立運動、これなど十一項目についてはあえて検定の意見を控えるということを決めたというふうに報じられているんです。
靖国神社は、アメリカが日本を経済制裁で追い詰めて戦争を強要したと言いますけれども、当時、国際社会が行っていた石油などの禁輸の根本には日本による中国侵略があったわけです。これをやめさせることがアメリカの要求の中心でした。これをけしからぬとする靖国神社の主張が、侵略への反省という政府の立場と相入れないことは明らかだと思います。
田中義一首相が中国侵略計画を昭和天皇に密奏した文書、と記述しているが、中国側のねつ造だったことは、とっくに立証されている。」これはもうほとんど間違いなくインチキだとこれだけ言われているんですよ。それが中国の教科書ではこうやって載っているわけですね、きちっと載っている。それが日本の中国侵略の大きな根拠として、理由として説明されている。
これはどういうふうに日本語に訳すかといえば、南京大虐殺の項目では、鮮血滴る事実をもって日本帝国主義が行った中国侵略戦争の残虐性と野蛮性を暴露すること。鮮血滴るというこの表現は、極めて扇情的なアジテーティングな表現であります。教師は教室において、日本軍の南京における暴行を記した本文を真剣に熟読させ、生徒をして、日本帝国主義に対する深い恨みを心に植えつけるようにしなければならない。
ただ、中国のもう少し丁寧に最近のアンケート調査を見てみますと、確かにイメージは良くないかもしれないけれども、しかし例えば、日本と聞いて何を思い出すかというときに連想するものが、それが桜であったり富士山であったり、もちろん日本の中国侵略、こんなのも入ってまいりますけれども、むしろ多いのが桜であったり富士山であったりという形で、非常に古いイメージのままで動いていないという、こういう現実もあるわけであります
あれは中国サイドに言わせると、靖国神社、あああの東条以下のA級戦犯を祭っているあの神社かと、あんなところに日本の総理が公式参拝すると、中国侵略の旗を振った連中を祭っているその神社に公式参拝する、とても許し難いことだと、そういう感覚にとらわれるのも無理からぬことだろうと私は思うわけであります。
それからもう一点は、大義なき戦争という問題で、この間アメリカで、大量破壊兵器の問題で直接現場で調査に当たった方が、なかったという発言をして衝撃を与えましたけれども、歴史の中で振り返ってみますと、日本の中国侵略のときは、一九三一年の満州事変、柳条湖事件が起こりました。これは後に関東軍のでっち上げだということがわかった。
それは、天皇の名において行われた中国侵略なんかの美化になるから。 やはりこれは、私は、植民地支配と侵略を反省した村山見解、これは政府の見解、今の小泉内閣の見解でもあると言っていますけれども、これに反するじゃないですか。侵略を美化することになる。中国侵略は明白ですよ。違いますか。
「日本の中国侵略」、日本の侵略はなくなって「日本の満州占領」、東京書籍。「日本の中国侵略」が「満州事変から日中戦争へ」、これも同じです。「特に東三省に駐屯する関東軍は…満州国をつくった。この侵略にたいして」が「特に東三省に駐屯する関東軍は…満州国をつくった。これらの軍事行動にたいして」、こういうように、挙げていきますとたくさん例がある。
一九三一年の中国侵略から始まった十五年戦争は、日本国民三百十万人、アジア諸国で二千万人の死者を出すという大変な犠牲を負わせました。他国である中国の領土を、ここは日本の生命線だと勝手に決めて、これを手に入れるために戦争をしかける。だれが考えても道理のない、むき出しの侵略戦争でした。
第一は、一九三一年の中国侵略開始から四五年の日本敗戦に終わる十五年戦争の性格を首相がどう認識しているかという問題であります。 首相は、第二次世界大戦を反省する、日本がなぜあのような戦争に突入してしまったかといえば、国際社会から孤立したからだと述べました。しかし、反省と言うが、何をどう反省しているのですか。なぜ、当時、国際社会からの孤立が起こったと考えているのですか。
もしそれが正しければ、日本の中国侵略のときに日本政府は何と言ったかというと、それは東洋永遠の平和のためにと言ったんです。それで、人権を擁護する、人権という言葉は使わなかったけれども、人道的目的でもって中国の貧しい人たちを救うために日本国は中国大陸に入っていったんです。
まさに日本の中国侵略が本格化した時期と重なっております。 その後の教科書にはどういう記述が載っているか。「戦地で、兵隊さんたちが、はるかに日本へ向かつて、声をそろへて、「君が代」を歌ふ時には、思はず、涙が日にやけたほほをぬらすといふことです。」、「敵軍を追ひはらって、せんりゃうしたところに、まっ先に高く立てるのは、やはり日の丸の旗です。兵士たちは、この旗の下に集って、声をかぎりに、「ばんざい。」